京都在住の官能作家。
京都女子大学文学部中退。
2010年、第一回団鬼六賞大賞を「花祀り」(無双舎より発売中)にて受賞。
京都観光文化検定2級を所持する現役バスガイドでもある。
AV・日本史・仏像が好きです。
公式ブログ
京都在住の官能作家。
京都女子大学文学部中退。
2010年、第一回団鬼六賞大賞を「花祀り」(無双舎より発売中)にて受賞。
京都観光文化検定2級を所持する現役バスガイドでもある。
AV・日本史・仏像が好きです。
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▶2012-02-21『官能作家・花房観音の「関西エロ名鑑」』
第12回 官能小説朗読会エロティカ・ナイト後編~俳優・ヤマゲン~
▶2012-01-26『官能作家・花房観音の「関西エロ名鑑」』
第11回「官能小説朗読会エロティカ・ナイト前編~女優・やまおきあや~」
▶2011-12-22『官能作家・花房観音の「関西エロ名鑑」』
第10回「青春という名の狂気~映画監督・柴田剛~」
▶2011-12-05『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第9回「~腐女子力で人と街を笑顔に~コスプレイベントプロデューサー・児玉教子」
▶2011-10-27『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第8回 心に花を、世界に美しい歌を~歌手・ラファエル木村~
▶2011-09-29『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第7回 セックスと健康と風俗というお仕事~風俗嬢ライター田中課長~
▶2011-09-01『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第6回 エロと笑いの花が咲く~セクシー芸人ツジカオルコ~
▶2011-08-04『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第5回 エロス&アートの浄土に坐する「お坊さん」~京都極楽堂書店店主・月澤信貴~
▶2011-06-30『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第4回 闇のエロティシズムを追う男――映画監督&作家・山田誠二
▶2011-06-02『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第3回 ラブホテル進化論著者・歌う大学講師 ~金益見~
▶2011-04-26『官能作家・花房観音の『関西エロ名鑑』』
第2回 日本初のバイブドキュメンタリー~映像作家・ササタニーチェ~
エロスって何なんだろう。いやらしさとは、何なのか。
男を勃起させるための官能小説というものを書いていると、日々、そうやって考えていかざるを得ない。果たして自分の書いているものは、いやらしいのか、そうではないのか。じゃあいやらしさとはなんだろうか、何がいやらしくて、何がいやらしくないのだろうか。生身のセックスなんて、簡単だ。セックスしましょうねという同意のある男と女がいて、さわって、勃起して、濡れて、なめて、挿入して、射精すればいいのだから。けれど、文字で、いやらしさを表現して、なおかつ第三者の欲情を誘発するには、どうすればいいのだろうか。
あなたは官能小説を読んだことがあるだろうか。官能小説で勃起したことがあるだろうか。「文字ではヌけない」という人もいるだろう。文字のエロスには興味が無いという人も。オナニーは妄想の産物だということならば、官能小説以上に「妄想」を生み出せるものは無いと私は思っている。なんせ、文字だけだ。目の前には裸の女も、女の絵も写真もない。文字で、自分の頭の中に世界を描き出せるのだ。官能小説の中の女は、「あなたが想像する女」だ。妄想で描かれた女で、ヌく。
最近、女性で官能小説を読む人が増えているとあちこちで聞く。私の周りにも、AVやエロ本は抵抗があるし、家に置いておけないけれど、官能小説ならという女性も少なからず存在する。
官能小説は露骨で直接的な表現は、あまり使われない。読者の妄想を掻き立てるために、比喩で表現することが多い。例えば「まだ男に踏み入れられていない秘園」「練乳のような液体が溢れている花苑」「白い双丘の奥に息づく花の蕾」「男の山芋のような肉塊」「左右の花びらの上には、真珠のような突起が震えていた」などと。
触れることなく、触れさせることなく、文字で欲情させる「官能小説」。言葉はどこまで、いやらしくなれるのか、いやらしくさせることができるのか――。
そんな「言葉のエロス」の世界を「生の声」で表現している二人の俳優がいる。1人は男性で、もう1人は女性。彼らがとりくむ官能小説朗読会は「エロティカ・ナイト」というタイトルで東京で不定期に続けられている。彼らの職業は俳優だけれども、決してエロスの世界を中心にして生きてきたわけではない。そんな彼らに、それぞれ話を聞いてみた。まずは、第一回団鬼六賞の授賞式で、和服に緊縛姿で受賞作『花祀り』を朗読してくれた、女優のやまおきあやに――。
やまおきあやは大阪生まれ大阪育ちだが昨年の3月から東京で活動をしている。彼女の母校は大阪芸術大学映像学科で、前回ここに登場してくれた柴田剛監督の後輩にもあたる。その大阪芸大で話を聞いた。
「今は29歳です。出身は東大阪市です。父は高知で母は長崎の人なんですが、それぞれが仕事で大阪に出てきて、その会社で知り合って結婚しました。普通のサラリーマン家庭です。姉が2人いて、3人姉妹の私は末っ子です」
――エロティカ・ナイトの京都公演にお母さん来ておられてビックリしました。だって、やまおきさん、思いっきり喘いでたから……(官能小説の朗読で)。
「母親はフランクで、そういうのはお互い平気です。あと、長女が木版画家で、エロティックな作品も描いたりしているのもあるかな。もう1人はOLなんですけどね」
――やまおきさんは、もともと大阪芸大の映像学科で、監督した卒業制作作品が映像学科研究室賞を受賞したり、映画祭で上映されたりと、作り手側ですよね。そもそもどうして大阪芸大に?
「高校までずっと公立の共学で、将来何がやりたいとかも特になかったんです。高校一年生の時は演劇部だったけれど、ぐだぐだになって稽古するという名目で集まるだけだった。二年生の時は何もやりたいことがなくて帰宅部。担任と進路相談した時に、何がやりたいのって聞かれて、うーんって困ってしまって。国語以外は成績も悪かったんです。文章は好きで、あと『好きなもの』は、連続ドラマ。子供の頃から連続ドラマはめっちゃ好きで、テレビ雑誌でチェックして観るぐらいハマってました。だから脚本とかいいかもって思ったんです。そしたら担任の息子が大阪芸大の音楽学科に入学して、オープンキャンパスに来てみればって言われて、それで初めて大阪芸大の門をくぐりました」
――実際に行ってみてどうでした?
「来た瞬間に『ないわ!』って思いました。何ここ! 変な空気感持ってる人がいっぱいおるし、もう無理! って。放送、映像、写真、文芸学科とかまわったけど、こんな個性の強い人達のところには来られへんって思って早々に退散したんですけれど、やっぱり映像とかシナリオを書くことに関しては興味があって、もう一回、オープンキャンパスに行ったんですね。それまでに芸術系の学科がある他の大学も見に行ったけど、そっちの方が肌に合わない感じがして。で、今度は映像学科に絞って、大阪芸大のオープンキャンパスに行って、そしたらシナリオの先生に、興味あるの? と声かけられて。「いえ、別に」と最初は断ったんですけど、3回ぐらい声をかけてきて、多分、暇やったんかな、と思うんですけど。シナリオ書きたいと思っているけれど、何からしたらいいのかわかんないと言うと、書いたら見てあげるよと言われたので、書いてみますと答えました。それから授業返上してシナリオ書いて、その先生に持っていったら、先生が私が書いたシナリオを「荒削りだけどちゃんとしてるから、君には書ける要素があるから芸大来て勉強した方がいいよ」と褒めてくださったんです。今思うと、きっと誰にでも言ってる決まり文句なんでしょうけど。それをきっかけに、あれよあれよという間に芸大行こうかなと思い始めて。芸大に行けば演技の勉強とかもあるし、なんかしらあるし。それで、推薦受けたら受かっちゃいました」
――ご両親や家族は入学が決まって、どんな反応でした?
「大騒ぎです。家族全員に無理やと言われていたので。自分で払うなら行けばいいということで奨学金を貰うことにしました、せっかく受かったんだから、行こうって。実は推薦落ちたら、料理が好きなんで辻調理師専門学校とかに行こうと思ったりもしてたんですけどね」
――そして芸大に入り、制作を学ぶ側に。女優になりたいというのはその頃はありました?
「なりたい! とかではなくて、やっときたいなというのはありました。一回生の時には友達の自主映画に出たりしていたんですが、裏方をやってしまうと出るタイミングが無くなってしまって。芸大にはそれこそ女優を目指す舞台芸術学科の人達もいますしね。自分も演出側にいるのがすごい楽しくて、効率良く現場をまわすこととかが。だから出る(出演する)方は、まあいいかと「出たい」気持ちは薄らいでいました」
――影響を受けた製作者はいますか。
「橋口亮輔監督(『ハッシュ』『ぐるりのこと』など。自身がゲイであることをカミングアウトして、作品もゲイを扱ったものが多い)がすごい好きなんです」
――橋口監督は大阪芸大の映像学科中退でしたね。
「はい。橋口作品は、すごく私生活が反映されているな、と思って。たまたま私が一回生でシナリオを書いた作品もゲイを扱ったものでした。いつからかわからないけれど、ゲイには興味がありました。なんで皆が描くものが異性に対してだけの恋愛なんやろというのがあって、不倫とかとお同じ感覚で何か恋が実らないものを表現する時に、ゲイの恋愛はストレートにそれが書けるな、と言う気持ちから橋口作品に興味を持ちました。」
――ゲイ同志ならいいんですが、ゲイがノンケに恋をすると、どうしても片思いですからね。
「でも実は、橋口作品は、『二十歳の微熱』『渚のシンドバッド』も好きじゃないです。俺がゲイで何が悪い? みたいな書き方で、すごいエゴを感じて。自分が出て言いたいことを言って抵抗してる気がして。なんなん? なんでこの人、こんなこと言うんやろ? って思ってました。多分、私生活で伝え切れないものや、叶わない部分があって、それを映像を通して伝えようとしているんじゃないかって捉えることが出来た時に、視点が変わりました。映像表現って根本的にはそういうところにあるんやろな、映像表現って人間性を描くことやねんな、って。それで『ハッシュ』を見て、さらに明確になったんですね。それがめっちゃ幸せな映画で、明らかにこの人は今、パートナーがいるんやなーと。その幸せを映像作品として完成させられるのがすごいと思いました」
――卒業制作の作品もゲイを扱ったものですよね。
「ゲイの話というよりは女の子が好きになった男性がゲイだから恋が実らないという話です。実際に、私が本気で好きだった男性がゲイだという疑惑があって……違ったんですけど、その経験から生まれた話です」
――完全に相手がゲイなら、悲劇ですよね。バイセクシャルならまだ希望はありますが。私の友達のゲイでも女性に惚れられた子がいて……その女性がおかしくなっちゃったことがありました。
大阪芸大構内にて
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(2月6日更新)
| 更新日:2012-02-23 | |||||
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| 更新日:2012-02-21 | |||||
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| 更新日:2012-02-07 | |||||
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| 更新日:2012-01-19 | |||||
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| 更新日:2012-01-17 | |||||
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| 更新日:2012-01-10 | |||||
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| 更新日:2011-11-10 | |||||
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| 更新日:2010-11-29 | |||||
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| 更新日:2010-11-11 | |||||
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